研修★介護事故から学ぶ注意点

2018.02.10 Saturday セミナー・研修

2月1日(木)、7日(水)に全職員を対象に、「介護事故から学ぶ注意点」の研修が行われました。今回は裁判に発展した事例を参考にした研修で、講師は職員総合研修室の柳田室長です。

 

「介護事故を全く起こさない」ことは理想です。しかし、現実的ではありません。無理にこだわることで、場合によっては利用者様の尊厳を害する恐れもあります。例えば「転倒事故を防止する」ために、「利用者様を拘束」した場合、転倒事故は防げるかもしれませんが同時に、利用者様の尊厳を著しく害することも事実です。

「決して介護事故があってはならない」と頑なになるよりも、現実的に「二度と同じような事故を繰り返さない」という具体的な課題に取り組むことが大事です。

 

事例:汚物処理場での転倒事故(施設側の過失を一部容認し、537万円の支払いを命じた。)

 

【当事者】

・被告Y:介護老人保健施設を営む社会福祉法人。

・原告X:Yに入所していた95歳女性の施設入居者。事故前の時点で要介護2。

 

【概要】

・原告Xは、日中トイレを利用しているが、夜間は居室に設置されたポータブルトイレを使用。

・被告Yは、ポータブルトイレの清掃を一日2回(朝と夕方)行うことになっていた。しかし、清掃記録では、午前5時の時点では処理が行われたものの、午後4時(事故の2時間前)には確認・処理が行われていなかったポータブルトイレ

・午後6時頃、Xが夕食後自室に戻ったところ、ポータブルトイレが清掃されていなかったため、自分で処理を行うことにした。トイレで排泄物を捨てた後、容器を洗おうとして隣接する汚物処理場に入ろうとしたところ、出入り口に存在していたコンクリート製の仕切り(高さ87ミリ×幅95ミリ)につまづいて転倒。これにより、Xは右大腿骨頸部骨折の障害を負い、入院加療68日間、通院加療31日間を要した。

つまづいたお婆さん

 

【裁判所の判断】

Yの債務不履行責任:「居室内に置かれたポータブルトイレの中身が破棄・清掃されないままであれば、不自由な体であれ、老人が自分で処理・清掃したいと考えるのは当然であるから、ポータブルトイレの清掃を定時に行うべき義務と本件事故との間に相当因果関係が認められる。」

過失相殺:Yは、介護職員に連絡して処理をしてもらうことが出来たと主張するが、「介護マニュアルの定めが遵守されていなかった本件施設の現状においては、入所者がポータブルトイレの清掃を頼んだ場合に、本件施設職員が、直ちにかつ快く、その求めに応じていたかどうかは不明である」。したがって、「本件において、原告に過失相殺を認めるべき事情はない」。

工作物責任(施設の設備について):「現に入所者が出入りすることがある本件処理場の出入り口に本件仕切りが存在するところ、その構造は、下肢の機能の低下している要介護老人の出入りに際して転倒等の危険を生じさせる形状の設備であるといわなければならない」として、損害賠償責任も肯定。

 

Xさんが用を足した時間等、詳細は分かりませんが、仮に一日2回の清掃をこなしていたとしても、起こり得る事故だと思いました。その場合、裁判の判決は変わってくるかもしれませんが、事故の可能性という目線で考えた場合、色々と課題が出てくると思います。

 

利用者が想定外の行動を取った場合などは介護施設側の過失が否定されることもあります。

介護マニュアルは常に新しい知見に基づいて見直さなければいけませんが、現行のマニュアルや慣行に従っていれば過失はないということにもならないので、常に利用者の安全にはアンテナを張らなければなりませんね。

 

サンタハウス弘前ではKYT(危険予知訓練)についての研修も行っております。

様々な事例を勉強していくことが大事ですね。

 

 

研修★うつ病徹底解説

2018.01.29 Monday セミナー・研修

1月19日(金)、24日(水)に全職員を対象に、「うつ病徹底解説」の研修が行われました。講師は職員総合研修室の柳田室長です。

 

「うつ病」は、日本人の15人に1人は、生涯に一度は罹ると推定されているほど多く見られる病気です。身の回りや芸能界でも耳にすることが多い身近な病気について、今回は学びました。

うつ病

「うつ病」とは

 

原因は明確にされていないが、考えられる原因は、

 /翰的なストレス

 脳内の変化

 なりやすい体質

があげられる。

過労対人関係生活上の問題が原因となる。

ストレス等で脳の働きのバランスが崩れて発症

については、遺伝子の関与はまだ不明確ながら、性格や考え方は家族では似ることが多く、原因として考えられており、「なりやすい体質」と呼んでいる。家族にうつ病患者がいれば、発症率は1.5〜3倍くらい高くなると言われている。

 

まず驚いたのは、「うつ病患者の4人中3人は医療機関を受診していない」という事実。

 

主な理由は、病気を自覚できていないということ。

一つには、うつ病なのに「うつ病」を知らないため。

二つには、重症化すると脳機能が低下して病気であるとの認識が出来ない、とのこと。

受診に抵抗があり受診しないケースも多いとのこと。

本人の自覚症状のほかに、周りの人も気付いたら、注意の仕方を配慮した上で、本人に受診を勧めることが大事ですね。

 

周りの人が気付きたいサイン

●口数が少なくなる

●イライラしている

●朝や休日明けに調子が悪い

●遅刻、欠勤が増える

●だるさを訴える

●身辺整理をする(自殺の恐れがあるので要注意!)

 

直接伝えにくい場合は、家族や親しい友人を通したり、産業医などを通じて受診を勧めることも大事です。

元々悲観的な人もいるので、「これまでと今との違い」を比較してみることも大事です。


うつ病の治療は、環境調整薬物療法精神療法の三本柱になっています。

専門的で難しくなりますが、少しだけ紐解いてみると・・・

うつ病 治療の柱

環境調整は休養や生活環境の見直しを計ることです。

薬物療法は、異常が起こっている脳神経にて、神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン)の働きを高めて症状を改善します。うつ病と似た症状を示す病気(双極性障害(躁うつ病)、不安症、パーソナリティ障害、適応障害、認知症、脳梗塞など)もあり、場合によっては「抗うつ薬」が逆効果になる事もあり得るので、慎重な診断が必要です

精神療法には心理教育支持的精神療法認知行動療法などがあります。

 

心理教育:「うつ病」やその治療はどんなものか、どんな対処をしたらよいのかを理解してもらい、一緒に考える。

支持的精神療法:悩みを聞いてもらい不安を取り除くとか、日常生活の工夫を話し合ったりして治療していくこと。

認知行動療法:「偏った物事の捉え方」を修正して、気分や行動を変化させる方法。否定的な考え方をしがちな「認知の偏り」を、訓練によって変えていく。(※全ての「うつ病」患者に行う方法ではなく、中等症以上)

 

・・・難しい単語が続きました。

 

認知行動療法の修正法(訓練法)を具体的な事例で説明すると・・・

【例】

出来事:昇進試験に不合格!

 ↓

偏った捉え方:敗北感、無力感から「企画もダメ、営業もダメ、部下の教育も出来ない、上司にも嫌われてるのでは?」という思いに囚われる。(「過度な一般化」をしてしまっている。)

 ↓

検証・本当にそうなの?:「企画が通ったことがある」「大口の営業を取ったこともある」「部下には昇進した者もおり、感謝もされた」「上司は家族のことなど、仕事以外の相談にものってくれた」ということで、最初の考えはどうも違うようだ、となる。

 ↓

情報収集すると:今回の昇進試験は「不合格者が多かった」「難しかった」「来年もチャンスがある」などが分かった。

 ↓

その結果:当初のショック度や絶望感が大きく下がったことが確認できた。

    

このように気になることや考え方を紙に書き出して、治療者とともに振り返っていく手法が有効です。

これらの修正法(訓練法)を何度も繰り返すことで、「自分のくせ」が掴めてきて、どうやって変えるかパターンが見えてきます。そうすることで次第に、自然に自分の現実的な捉え方が出来るようになってきます。

 

認知行動療法薬物療法は脳への作用の仕方が異なり、互いに補い合っていい効果が生まれると考えられています。

その二つを併用すれば、改善効果が高いということが判明していますが、ケースバイケース、人それぞれのタイミングで行うということでした。

 

認知行動療法は限られた精神科でしか受けられません。

医師が行うことで保険適用となるが、30分以上かかるため、診察が多い場合は行われないことがあります。2016年4月から研修を受けた看護師であれば医師の指導の下で行えるようになったため、今後は認知行動療法が出来る医療機関が増えていくとのことでした。認知行動療法を受けたい場合は、主治医に相談するか、精神保健福祉センターに相談しましょう。

 

 

 

 

研修★褥瘡予防とポジショニング

2018.01.18 Thursday セミナー・研修

1月12日(金)に「褥瘡予防とポジショニング」の研修が行われました。

講師は小規模多機能型居宅介護きらら弘前管理者の澤田なほこ氏です。

経験の浅い職員を対象に、寝たきりになりがちな利用者の体位についての理解を動画を使用して深めてもらうための研修です。

褥瘡予防研修

寝たきりになると褥瘡(じょくそう)=床ずれを起こす恐れがあります。

いつも一定の場所に、一定以上の圧力が、一定時間以上持続的に加わることによって、局所皮膚の血流が途絶え、阻血性の壊死が生じて発症する皮膚潰瘍ですが、これが褥瘡(じょくそうです。原因は皮膚の圧迫だけでなく、栄養の偏りや多汗による皮膚の湿潤などの原因が重なり発生することがほとんどですが、今回は褥瘡を予防するために、利用者様の体位のケアを重点的に学びました。

 

ポジショニング

自らの身体を支え、体位を保持できない利用者様に対して、一定部位への過重な加圧や皮膚の血流遮断などを回避し、エネルギー消耗を軽減させ、身体的にも精神的にも安楽な体位を保つための援助技術。良肢位保持、体位保持ともいわれる。

身体を傾けるときに使用する、三角形の「ポジショニング枕」(高反発ウレタンが効果的)を動画では紹介していましたが、ない場合は今あるものでどう活用すればいいか考えながらやる事も大切ですね。

 

体位変換

患者の体位を、ある体位から別の体位へ変える援助のこと。

利用者様が自ら体位を変えることができないケースでは、それを放置して長時間同一体位のままにすると、皮膚や筋肉などの組織が圧迫され、褥瘡の発生や静脈血栓症が生じるなどの問題が生じやすい。

体位変換を行う時間間隔の目安は、圧迫による組織壊死が始まるとされる時間をもとに「約2時間」といわれていますが、臨床的には状況に応じて左右されることもあります。

 

シーティング

長時間座位を続ける方の心身機能や生活状況を考慮し、良好な座位姿勢が確保できるできるように、車椅子や椅子などを調整すること。

座ったときに背骨が「C」字カーブを描くと、一見楽に見えても、長時間続けると胸部や腹部が圧迫され、呼吸の妨げになったり消化吸収が悪くなったりします。

基本的なシーティング姿勢は背骨が「S」字カーブを描くのが理想的です。背骨を支える筋肉の働きが効率よく、疲労が少ない活動的な座位姿勢になります。

 

言葉では説明しきれない部分は動画で動きを確認しながら実践に役立つ知識を深めることが出来ました。

研修★ノロウィルス対策の基礎知識

2017.12.28 Thursday セミナー・研修

12月19日(火)、27日(水)に全職員を対象に、「ノロウィルス対策の基礎知識」が行われました。講師は職員総合研修室の柳田室長です。

 

「ノロ」と聞くと「カキで集団食中毒」というイメージがありますが、もちろんそれだけではありません。流行する季節なので正しく知って予防・対処したいですね。

ウィルス

ノロウィルス感染症とは

・乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウィルス性の感染症。

・長期免疫が成立しないため何度もかかる。

・主に冬場に多発し、11月頃から流行が始まり12〜2月にピークを迎えるが、年間を通して発生する。

 

ノロウィルスにはワクチンがありません。 おまけに何度もかかる恐れがあるので厄介ですね。

 

まずは予防です。

 

食中毒予防の3原則

原則1.細菌をつけない(清潔、洗浄)

原則2.細菌を増やさない(迅速、冷却)

原則3.細菌をやっつける(加熱、殺菌)

 

ウィルスは細菌ではありませんが、対策は同じです。具体的には、

食品の区分け保存調理器具を用途別に使い分ける調理を迅速にする調理後は早く食べる食品は長時間放置せず、冷蔵保存する調理器具は洗浄後、熱湯や塩素剤などで消毒

ということが大切です。普段から習慣づけてやっていれば難しいことではないですね。

 

特徴

冬場に多発:ノロウィルスは人の腸管内でしか増殖しません。しかし、乾燥や熱にも強い上に、自然環境下でも長時間生存の可能性があり、温度が低いほど長期生存できるため(20℃では1ヶ月、4℃では2ヶ月生存可能)、冬場に多発するというのはこれが理由です。

アルコール消毒が効かないインフルエンザウィルスなどは、「エンベロープウィルス」といって、表面に“エンベロープ”(油で出来た膜)を持っています。その膜はアルコール消毒剤で簡単に破壊できるため、アルコール消毒が可能ですが、ノロウィルスはそれを持っていません。そのため、アルコール消毒では効果がないので「次亜塩素酸」という塩素系の消毒液を使う必要があります。

 

症状

・突発性の嘔吐・吐き気・下痢・腹痛。通常は一日2〜3回。重症例では一日十数回。

・潜伏期間は12〜48時間。

・発症後、1〜2日程度で症状は治まる。

 

無症状でも、身近な人に症状がある場合は、感染している可能性があります。「不顕性感染」といって便にウィルスを含んでいる状態なので、食品を扱う際には注意が必要です。

 

対処法

抗ウィルス剤がないため、対症療法(症状に合わせた治療)となる。

脱水症状になりやすいので、症状が落ち着いた時に少しづつ水分補給する。

下痢止めはウィルスが腸管内に溜まり、回復の妨げになるので要注意。

 

汚物処理

汚物処理の鉄則は「すばやく適切に!」「乾燥させない!」「消毒する!」につきますが、ポイントが6つあります。

1.使い捨ての手袋、ガウン、マスク、くつカバーなどの個人防護具を着用

2.処理担当者以外、汚物に近寄らない

3.効果的な殺菌剤を使う

4.十分に換気する

5.ウィルスは広く飛散し、高く舞い上がるため、広範囲の壁や床を洗浄する

6.処理後は手洗いを2度行い、うがいをする

 

ノロウィルスの感染は食品からだけではありません。感染者の便や嘔吐物の処理時に「手」が汚染され、それを介して他の人へ広がることを「ヒト-ヒト感染」と言います。すみやかに正しい処理を行うことで、二次汚染をさせないことが重要です。

汚物処理についてはこちらで演習のもようをご覧いただけます。

 

このほか、塩素系漂白剤調整液のつくり方、感染拡大防止について、衣類洗濯時のポイントなどを学びました。

利用者様の健康状態や施設の衛生状態について我々職員の気配りや衛生意識が欠けると、食中毒や感染症の発生に気づくのが遅れ、感染拡大につながるので、定期的な対処方法の確認が大切だと思う研修でした。

研修★「認知症の薬物療法」

2017.12.09 Saturday セミナー・研修

12月7日(木)、認知症の方によく使われている薬について学ぶ研修が行われました。講師は、サンタハウス弘前の職員研修を行う部署<職員総合教育研修室>の柳田一男室長です。

認知症の薬物療法は、認知症の進行を抑制し、精神症状を緩和するために使われます。
中核症状(記憶障害、見当識障害、失行など)に効く薬、BPSD(周辺症状)の陽性(幻覚、不穏など)に効く薬、陰性(無気力、うつ状態など)に効く薬
の大きく3つに分かれます。

認知症は、脳の正常な働きをジャマする原因物質があることで、進行していくと言われているようです。
細胞と細胞の間にはシナプスがあって、神経伝達物質を送り、受け取る、というやりとりをしています。 シナプス この過程をジャマするのが認知症の原因物質(タウ、アミロイドβなど)です。
原因物質たちは、神経伝達物質とくっついたり、分解したり、また受容体を傷つけたりします。
正常な働きをジャマするので脳は記憶ができない・正常な判断ができない、などの症状になるのです。

そこで、薬物療法です。
薬は、その原因物質を阻害・抑制する働きがあります。
本人に合った薬を服用させることで、障害の進行を遅らせ悪化を防ぎます。
薬にはアリセプト、レミニール、パッチ、メマリーなどがあります。研修ではそれぞれシナプスでどんな働きをしているのかや用法・用量、服用の注意などを学びました。ここでは割愛しますが、薬の作用機序で検索するとわかりやすい画像がたくさん出てきますので、見てみてくださいね。

必ず少量から服用し、服用を忘れたら次回から再開します。
薬には副作用がありますが、認知症の方自身では症状を認識できない、うまく伝えられないこともありますから、周囲の職員が気をつけて様子観察します。

治療は、薬物療法だけでなくデイサービスの活用や、ご家族や周囲とのコミュニケーションなどを併用し、上手に負担を減らしていきましょう。

今回はちょっと難しい内容でしたが、職員が知識を身につけ、適切に入居者様をサポートし負担を減らしていけたら…という想いを感じました。

研修☆新入職員9か月目研修

2017.12.08 Friday セミナー・研修

12月6日(水)に「新入職員9か月目研修」が行われ、この4月に入職した新入職員が参加しました。3ヶ月毎に開催されている新入職員研修で、これまでのもようはこちら(3ヶ月目研修 6ヶ月目研修)でご覧いただけます。

 

前半の講師は職員総合教育研修室の長谷川万利子さんです。

講師:長谷川万利子

テーマは「チームビルディング」。

 

「チームビルディング」とは

同じ一つのゴールを目指し、複数のメンバーが個々の能力を最大限に発揮しつつ、一丸となって進んでいく   そうした効果的な組織づくりや、チームをまとめる手法のこと。

人事労務用語辞典より

「チームワーク」とざっくり捉えているものを、解体して体系化して実行するというイメージでしょうか。

 

変化が激しく不確実性の高い環境で、その変化に柔軟に適応し、いい方向に変わり続けるには、個人のスキルアップとともに、強いチームの力が必要です。

欧米では、「全員がそれぞれにリーダーシップを発揮する」チームを作るのに対し、日本では、「一人のリーダーが全責任を負う」チームになりがちです。どちらが正しいということではないですが、日本のチームの実態は「個人主義」で、常に個人に対して成果を求められてきました。そのため、プレッシャーやストレスを生み出し、結果的に能力が十分に発揮できない環境を作り出している面もあります。組織力をアップするには、個人の能力に頼るよりも、まずチーム全体を捉えた組織マネージメントが必要です。

それには、「対話」による「コミュニケーション」すなわち「年齢やポジションに関係なく言いたい事を言い合えるフラットな関係をつくる」ことが大事です。「意思決定権を渡す」ということではなく、意思決定をするまでのプロセスにおいて、全員がビジョンを達成させるために、自分の言いたい事を言い合えている状態にすることが「チームビルディング」の目的です。

 

そこで、今回の課題は

 

「リーダーシップを身に着けて、周囲と協調しつつ組織のパフォーマンスを最大化できるチームを作ろう!」

です。3チームに分かれ、チームビルディングアクティビティを二つ行いました。

 

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チーム毎に30枚の紙で出来るだけ高いタワーをつくり、高さを競い合います。

役割分担、作業の進め方など、全て自分たちで決め、スタートです!

ペーパータワー

回を重ねるごとにコツを掴んで創意工夫。笑顔も目立ち、単純に楽しそうです。順位はともかく、PDCAサイクル(計画・実施・振り返り・改善活動)も確認でき、相談し合いながら笑顔で作業を進められたことが重要で、それは体感できたようでした。

 

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4つの原則

1.判断、結論を出さない(結論厳禁)

2.粗野な考えを歓迎する(自由奔放)

3.量を重視する(質より量)

4.アイディアを統合し発展させる(結合改善)

のもと、絶対否定せずに自由で創造的なアイディアを出し合います。テーマは「利用者・家族の目線でサービス等を考える」です。

ブレスト

こちらもチーム毎に意見交換の勢いの差がありながら、奔放な意見を出し合います。誰かが自由な意見を出すと自然とエンジンがかかります。「お風呂の回数を増やしてあげたい」「施設の設備を改善してあげたい」「ユニット毎にカラオケを置いてあげたい」「渡り廊下に暖房を入れたい」「利用者の話し相手にペッパー君を入れたい」「テレビ電話で家族と会話させてあげたい」「セグウェイ導入」などなど・・・現場の思いを自由に声にすることで、仕事に主体的に向き合うことに繋がります。


後半は「茶道に学ぶもてなしの心を介護に生かす」という、ホスピタリティの精神の研修です。

講師は職員総合教育研修室の柳田一男室長です。

柳田室長

おもてなしの原点として知られる千利休の教えは、茶をもって「もてなす」際の心得であり、「やり方」を示すのではなく「あり方」を示している点で、おもてなしでありながら同時にホスピタリティであるといえます。

利休七則

1.茶は服の良きように点て

2.炭は湯の沸くように置き

3.花は野にあるように生け

4.冬暖かに夏は涼しく

5.刻限は早めに

6.降らずとも傘の用意

7.相客に心せよ

読めばなるほど、と思ってしまいますが、一つ一つの奥が深いのです。

ある弟子に、「それくらいのことなら私もよく知っています」と言われた利休は「もしこれができたら、私はあなたの弟子になりましょう」と言ったそうです。浅はかさを思い知らされる怖い話だと思いました。

 

“茶を点てて飲む”ただそれだけのことですが、互いを気遣い、思いやる「心」があるからこそ、ただお茶を飲むだけではない、特別な時間になり得るということ。このことから学べるのは、「相手の立場に立つ」ことを忘れずに仕事に向かわなければない、ということですね。

参加者一同、一段高みに上がれたような気になった研修でした。

 

研修★インフルエンザ予防対策

2017.11.30 Thursday セミナー・研修

11月20日(月)と24日(金)に全職員を対象に、インフルエンザ予防対策の研修が行われました。

講師は職員総合教育研修室の柳田一男室長です。

柳田室長

インフルエンザと風邪の違いは、急激な高熱や筋肉痛・関節痛などの全身症状が強いこと、肺炎などの重症合併症が多いことなどがありますが、B型だと熱が出ない場合もあるので、しっかり理解して正しい対処をしなければなりません。

 

2017/2018冬シーズンのインフルエンザワクチンは

Aシンガポール型(H1N1)

A香港型(H3N2)

Bプーケット型(山形系統)

Bテキサス型(ビクトリア系統)

の4つがあり、いずれも流行の恐れがあります。

 

ちょっと難しい話になりますが、その構造や対処法について少し紐解いてみましょう。

 

)とあるのは、ウィルスの表面にあるタンパク質で、ヘマグルチニンノイラミニダーゼのことを指しており、Hは1〜16Nは1〜9まであります。(同じH1N1でも遺伝子レベルで違いがあり、見つかった年、場所により○○株と付きます)

 

インフルエンザウィルスは細胞膜がなく、脂質の膜で覆われています。ということは、石鹸や油で溶けるので、脂質を壊すために手洗いすることが予防につながるんですね。

インフルエンザウィルスは自分では増殖できず、人の細胞を利用して増殖します。他力本願で迷惑なやつですね。

人の細胞に

ゝ枌→⊃入・分解→K賤珊→っ穀→ヅ昭漫κ製→出芽→放出

というサイクルで感染・増殖を繰り返すのですが、この△鉢Г農茲曚匹がそれぞれ糊とハサミの役割を果たします。

 

インフルエンザウィルスは免疫力でしか殺せませんが、症状を抑えるために、ウィルスの増殖を抑える「抗インフルエンザウィルス薬」が有効です。タミフルやリレンザなどの「ノイラミニダーゼ阻害薬」は、上記サイクルの→Г覇くノイラミニダーゼを阻害することでウイルスの増殖を阻止します。また、「RNAポリメラーゼ阻害薬」は、イ悩挧Δ粒砲涼罎貌ったインフルエンザウィルスのRNA(リボ核酸)が複製されるのを阻害します。薬は発症後48時間以内に投与することが重要だと言われますが、ウィルスの増殖が、発症から48〜72時間後にピークを迎えるためです。

インフルエンザ対策研修

 

罹ったらどうするか

早めに医療機関を受診、他の人にうつさないようにする。

^太鼎砲靴撞挈椶鬚箸蝓特に睡眠を十分にとる。

△茶やジュース、スープなど、十分な水分補給。

周りの人に感染させないためにも、マスク着用。

た佑瓦澆簇鵬擲垢悗粒綾个鮃気─¬詰して学校や職場などに行かない。

ヌ瑤楼綮佞了惻┐暴召辰得気靴服用。

 

ウィルスが体外に出るまで3〜6日かかるため、発症後5日を経過し、かつ解熱してから2日間は外出を控える必要があるので、少なくとも6日間の出勤停止・病休が必要になります(発症日を0日目としてカウント)。サンタハウス弘前の規程では発症後5日間出勤停止、解熱後2日間自宅静養となっているので、

 

●発症後1〜2日で解熱した場合→5日目まで静養、6日目出勤可

●発症後4日で解熱した場合→6日目まで静養、7日目に出勤可

 

となります。厄介ですね・・・そうならないため、そうさせないために手洗い、マスク着用、流行前のワクチン接種をしなければいけませんね。

 

サンタハウスクリニックでは予防接種を行っております。ぜひご利用ください。

※現在ワクチンが入手困難の為、お待ちいただく場合がございます。

 

 

研修★「スマイルケア食の活用法」

2017.11.30 Thursday セミナー・研修

スマイルケア食…とは、食べることをサポートする介護食品です。どんなものかというと↓
スマイルケア食 取り扱うところはこれから増えるようですが、スーパーやドラッグストア、ネット通販などで買うことができます。
農林水産省で食事形態の整備がされ、このマークのついたものをスマイルケア食と呼びます。
スマイルケア食(常食)青マーク…噛むこと・飲み込むことに問題はないものの、健康維持上栄養補給を必要とする方向けの食品
スマイルケア食(噛むことに問題のある)黄マーク…噛むことに問題のある方向け食品。2〜5の数字は固さの段階を示す。
スマイルケア食(飲み込みに問題のある)赤マーク…飲み込みに問題がある方向けの食品。数字は0がゼリー状、1がムース状、2がお粥状。
普通のレトルト食品と違うのは、噛むことや飲み込むことが難しい高齢者向けに、舌でつぶせて飲み込みやすく、味がしっかりついていて美味しいということです。
※詳しくは農林水産省のホームページの中にスマイルケア食に関するページがありますので、そちらをご覧ください。

11月29日(水)、このスマイルケア食に関する研修が行われ、知識を深めました。

噛むこと・飲み込むことに問題のある方は低栄養になりやすく、低栄養は体重の減少・筋力低下・日常生活に支障が出る・感染症にかかりやすい・口の中が乾きやすい…などの状態をまねきます。
このスマイルケア食は低栄養を予防します。栄養をしっかりつけて健康でいることは介護予防にもつながります。1つのメニューが100円〜150円と比較的安価でメニューも豊富! スマイルケア食の例 ↑これも簡単にスプーンや舌でつぶせます。見た目もとっても美味しそう!

特に一人暮らしだと、凝った料理は作らないのでパンだけ…そうめんだけ…という食事になりがちです。 こういった食品を使って低栄養を回避するのもイイですね。
今健康な人も、風邪をひいた時にこの食品を使ってみましょうとおススメされています。食べなれていれば、将来介護が必要になった時に「これはおいしかったから安心!」とスムーズに介護食へ移行できるそうです。

施設や病院ごとに「きざみ食」といっても荒いきざみだったり細かかったりなどの違いがあり、利用者様が困惑する場面がありますが、この基準によって減らすことができそうですね。
介護する側も調理しやすく、介護される側も安心して食べることができる、そんな希望のある研修でした。
一度食べてみたい!と興味がわきました。

研修★「摂食嚥下 とろみ剤の使い方」by株式会社クリニコ

2017.10.26 Thursday セミナー・研修

10月23日(月)、外部講師をお招きし、摂食嚥下・とろみ剤に関する研修が行われました。
講師は株式会社クリニコの雪森 亜沙子氏です。
雪森亜沙子氏 クリニコのとろみ剤といえば「つるりんこ」。とろみ剤のシェアNo.1だそうです。
サンタハウス弘前でも使われています。特徴は後ほど…

始めに、摂食・嚥下についてよく知っておきましょう。
接触・嚥下には5期あります。
1何をどのように食べるか判断する(認知期)→2食べ物をかむ(咀嚼期)→3かんだ食べ物をのどの奥に送り込む(口腔期)→4ごっくん(咽頭期)→5食道から胃へ(食道期)
この5期の中のどこかに障害があると、「摂食・嚥下障害」と言います。どのステージで困難さを感じるかによって、対応や食事の内容が変わります。
その人がどのくらい障害をもっているかは、病院で詳しく調べることができますが、介護施設でも簡単にできるテストがあります。
それは「反復唾液嚥下テスト」!
30秒の間に何回つばをごっくんできるか、回数を数えます。呑み込めたかどうかは、その人の喉ぼとけに指をあて、骨が上下した時を1回とします。
回数が2回以下ならば嚥下障害の疑いがあります。
皆さんもぜひやってみてください。短時間で何回もつばを飲み込むのは意外とキツイですよ。

さて、摂食・嚥下は、いろんな訓練によって鍛えることができます。
呼吸・つばの飲み方を意識した筋トレや、食べやすい形にカットしたゼリーを飲み込むなどがあります。
実際に何か食べて行う訓練でのポイントは、食事に集中できる環境を作ることと、小さく深さがないスプーンを使うことです。

参加者 摂食嚥下の問題点は、各施設や病院で、食事の柔らかさの名称や基準がバラバラだということです。
たとえば、病院から施設に来る時の申し送りで「この方はミキサー食です」と言っても、とろみがごくわずかなのか、糊のようにドロッとしているのか、その施設によって同じ言葉でも違う物が出てくることはありませんか?
そこで「日本摂食嚥下リハビリテーション学会」では、「学会分類2013」という統一基準を作りました。
「この患者さんの食形態はコード2−1です」という申し送りがあると受け入れ側も間違えることはないですね!

「学会分類2013」はとろみの分類を「薄いとろみ」「中間のとろみ」「濃いとろみ」の3段階に分けています。
では、中間のとろみを作ってみましょう!
会場にはお茶とつるりんこが1包(3g)。
お茶とつるりんこ

つるりんこで中間のとろみを作るには150mlに対して3gだそうです。
つるりんこを入れてすぐかき混ぜます。この時の注意点は、ぐるぐると円を描いてかき混ぜると真ん中の渦に粉がたまってダマになるので、ジグザグにスプーンを動かします。
スプーンですくって落とした時、軽く糸を引く程度の濃度となります。
お茶にとろみが つるりんこは、ダマになりにくく、無味無臭でクセや味の変化がなく自然で食べやすいのが特徴だそうです!
食べてみると、お茶の味がする新感覚の食べ物のようです。

この機会に正しいとろみのつけ方も学びましょう!
とろみが薄いな…と思っていても、後から粉を足すとダマになってしまいます。一度つけたとろみを調節したい時は、濃くとろみをつけた同じ飲み物を混ぜます。
また乳製品はとろみがつきにくいのですが、乳製品専用のつるりんこも販売されているそうです。 こういったものをうまく活用して、入居者様に快適に食事をしていただきましょう。

食事は入居者様にとって楽しみの一つです。
この研修ではサンタハウス弘前でおいしく、楽しく食事をしていただくためのヒントがたくさんありました。

雪森様、ありがとうございました!

研修★「医療・介護施設における感染管理の基礎知識」

2017.10.13 Friday セミナー・研修

10月12日(木)、感染について勉強する研修会がサンタハウス弘前7号館1階研修室で開催されました。
講師は、花王プロフェッショナル・サービス株式会社の森山正二氏。感染に関する基礎知識をわかりやすく教えてくださいました。
森山正二氏 施設における感染対策は、利用者様に感染させないことはもちろん、自分自身の身を守る、まさに自分のために行われるものです。
普段施設で行っている「標準予防策」の中でも特に大切なのが「手指衛生(手洗い、アルコール消毒)」と「環境の維持管理(掃除・消毒)」。今までの花王さんの研修でも何度も言われていることです。再確認していきましょう。

あらためて手指衛生のやり方、防護具(手袋やマスク等)のつけ方外し方、掃除の際の消毒薬についてなど学んでいきます。すでに知っている事でも、新しい情報に変わっている点がありますので、じっくりお話を伺いました。

手指衛生についてはジェル消毒液と保湿ローションが会場に回りました。
動画を見ながら15秒以上手にすりこみます。
保湿もしっかり アルコール消毒液は3㎖、手からあふれるくらい出します。これは確実に15秒、手にとどめるためです。
消毒後には保湿も必須!荒れた手にはバイキンがつきやすいです。

環境の維持管理について、次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)の希釈液を消毒に使用していることが多いのですが、過信は禁物。
次亜塩素酸ナトリウムは、有機物に触れるとすぐに水と塩に分解されてしまうそうです!つまり布巾の漬けおき消毒はハイターの匂いがする塩水になっている可能性があり、あまり意味がないということ…。
この情報に「えっ」というびっくり顔がちらほら。
消毒の際は、希釈液を作り置きせず使う直前に作り、正しい濃度(濃いめ)で行うこと、と森山氏は推奨されていました。
参加者 感染経路のいちばん大きいところは接触感染です。接触の予防策は、手指衛生とよく触るところの徹底消毒ですが、 ここでは器具の消毒にも触れました。血圧計や体温計は消毒されているでしょうか?
ポイントは、すべての職員が同じレベルで掃除するということです。
人によって消毒濃度の度合いが違うとか、消毒ポイントが違うとかいうことがないようにしていきます。

こういったことが常日頃行われていると標準予防策は万全だそうですよ。
職員一人一人の意識を高めて、入居者様も自分も守るという対策を日々とっていっていきましょう。

1〜2年前と変わった情報もあり、何度聞いても新しい発見があります。
森山様、ありがとうございました!

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