口腔ケアを怠ると、様々な疾病を引き起こす原因になります。
例えば、
?歯の数が少なくて咀嚼能力の低い人は、認知症の発症リスクが高くなる。
?歯周病歴があると肺や腎臓、すい臓、血液の癌のリスクが高くなる。
?歯周病菌が血液に入ることで血栓の原因となり、心筋梗塞を引き起こす。
?歯周病は糖尿病の第6の合併症。
?メタボ指標が高い人は歯周病保有率が高い。
?重度の歯周病は早産や低体重児出産のリスクが通常の7倍に。
そう聞くと恐ろしくなりますが、逆に言えば適切な歯磨きや口腔ケアをすることで、予防が出来るのです。とある小学校2校で、歯磨きの習慣づけのために洗面台を増設したところ、インフルエンザによる学級閉鎖率が通常79.6%のところ、45%と大幅に下がったそうです。
研修では、むせにくい身体づくりのための嚥下体操と併せ、動画による様々な患者への口腔ケアの様子を学びました。
いずれも、利用者様の同意の下に行う必要があります。嫌がられたとしても、お話できたことに感謝しながら、次回の約束につなげ、焦らずに受け入れてもらうことがスタートラインになります。
]]>今年は小阿弥保育所鶴住 の皆さんが遊びに来てくれました!
ドレスで登場した園児たちが「プリンセス・プリンセス・プリンセス」にのせて踊りを披露してくれました。
続いては男の子たちによるキレのある「U.S.A.」!
ガラッと変わって女の子たちによる「千恵っ子よされ」でほっこり。
トリは年長さんによる「よさこい」で盛り上がりました!
園児のみなさんへ施設からささやかながらクリスマスプレゼント。
なんと園児のみなさんからはお返しのクリスマスカードがプレゼントされました!入居者様は大喜びです!園児たちが配っている間、会場ではハンカチもちらほら見え隠れ。
最後にサンタクロースがトナカイを引き連れてダンスを披露。
図らずも「U.S.A.」対決となりました!
「お部屋にプレゼントが待っていますよ!」
入居者様たちと触れあいながらサンタクロースは去っていきました。
メリークリスマス!
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今回は「不適切な言動」について考察しました。
要介護状態の方は、少なからず自分のことを他人の手に委ねるので、ご本人にはさまざまな葛藤があります。例えば、「申し訳ない」という思いからくる遠慮や、自分の思い通りにならないことへの不満などです。
そんな複雑な思いを抱えている方が多い中で、配慮に欠けた何気ないひと言や、必要だと思ってやった介助が「不適切なケア」に当たることがあります。
「何度も言ったでしょう」
「どうして出来ないの?」
「いい加減にして!」
「リハビリしないと寝たきりになるよ」
会話はご本人との関係性によるところも大きいので、これらの言葉が一概に「不適切なケア」とはなりませんが、自分が発した言葉を振り返り、
「もしかしたら相手を傷つけているかもしれない」
「不安にさせているかもしれない」
「追い詰めているかもしれない」
と考えることは必要です。
要介護になって身体の自由が利かなくなっても、その方が大切にしてきた思いやプライドは失われないものです。
それは認知症になっても同じです。
言葉は目に見える形はありませんが、時には目に見えるものより重いということを、心の片隅に置いておきたいものです。
「みんなの介護アンケート」より(2018.10.26)
【ある介護職の経験をお持ちのご家族の方の意見】
「介護される側の母は、ヘルパーの"ためぐち”や馴れ合いの言葉使いが、少し不愉快だと言ったことがあります。『自分の孫世代なら若いので仕方がないけど、常識を知っているべき世代の人に言われるのは・・・』実母ながら面倒くさい人だな、と思いつつ、一理あるかもしれませんね。敬語とまで言わずとも、基本的には丁寧な言葉遣いが無難だと思います」
「親しき仲にも礼儀あり」で、利用者様と職員との人間関係を良好に保つためには、職員が利用者様の尊厳をしっかりと認識し、尊重することが何よりも大切です。敬語での会話の中でも、本音で話せる事もあります。お互い気持ちよくサービスを提供・利用できるように、介護の仕事をする方は、高齢者の方との会話をする際の言葉遣いを定期的に見直していく必要があります。
介護の現場は「十人十色」です。
介護の方法や関わり方は、ご家庭の事情や個々の都合で異なっていて、「こうあるべき」という正解が無いだけに、高齢者虐待に繋がらないよう、日頃の言動には気をつけたいものです。
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講師は森永乳業グループ病態栄養部門 株式会社クリニコ様より、山初育子氏にお越しいただきました。
認知症高齢者の動向や、それに対する国の対策(「新オレンジプラン」※に基づいた「認知症カフェ」や「認知症サポーター」など)、認知症の原因や症状、認知症の方の食行動や食環境づくり、また摂食嚥下や栄養障害について学びました。
※「新オレンジプラン」とは、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて平成27年に作られた国家戦略。認知症の人の意志が尊重され、出来る限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指すために、七つの柱(認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進など)が立てられている。
特に認知症の方の食行動について、掘り下げてご説明いただきました。
認知症の方の食事の問題として、
?食べ始めることができない
?食べ続けることができない
?食べ方が以前と違う
があります。
それぞれの原因を見極めて、様々な工夫や対策が必要になります。
例えば・・・
●食器の並び替えを繰り返して食べようとしない場合は、「ワンプレート方式」に変える。
●むせて食べ続けることができない場合は、食べ物の形態を変える。
など。
飲み込みが不安な方、食欲のない方、十分な栄養が取れない方、ミキサー食の方に適した森永乳業様の栄養食品として、「エンジョイゼリー」を試食しました。10種類の味のバリエーションがあり、「口溶けなめらか」で「バランス良く栄養補給が出来る」ゼリーです。今回の試食はイチゴ味です。
美味しくて飲み込みやすく、現場の職員も興味を持っていただいた様子です。
パック入りなので、湯せんで溶かして再成型も出来るので、ごまペーストなどを混ぜたり盛り付けを工夫してアレンジレシピを増やせば、飽きの来ない献立作りに一役買いそうです。
その他に鉄・亜鉛を摂取できる「くだものの栄養+Fiber」3種や、ビタミン豊富な「ポチ+プラスV」も併せて試飲させていただきました。
認知症の方の食事について、沢山のことを学び、再確認できた研修でした。
山初様、ありがとうございました。
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午前中は共同生活室の掃除などを体験してもらいます。
掃除が終わって一休みするともうお昼ご飯の準備です。
食事の準備は入居者様によって違うので複雑です。先ずは違う、ということを理解してもらい、間違えないように準備します。
配膳もしてもらいました。新鮮な顔ぶれに入居者様も興味津々です。
はじめは慣れない手つきで緊張していましたが、
「耳の遠い入居者様もいらっしゃるので、お声掛けは目を見ながら大きな声でゆっくりと」という指導の元、メニューの説明まで出来ました。お互いに笑顔がこぼれます。
初めての当施設での社会体験で学ぶことはたくさんあったと思います。
お疲れ様でした!
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初日のオリエンテーションのあと、早速施設内各所の清掃を体験してもらいました。
午前中は床掃除。
午後は拭き掃除や車椅子磨きなどを体験してもらいました。
慣れないながらも黙々と丁寧にこなして頑張っていただきました。
ご利用者様にもはきはきとお声掛けをして、
「ありがとうね」「どういたしまして!」
とコミュニケーションにも花が咲いていました。
初めての当施設での社会体験で学ぶことはたくさんあったと思います。
お疲れ様でした!
]]>前半は「BPSD対応」についての講義、後半は「ユマニチュード」の対応例について映像で学びました。
「BPSD」って何でしょう?
Behavioral(行動の)and Psychological(心理上の) Symptoms(症状)of Dementia(認知症)
の略で、「行動心理症状」のことです。
具体的には、アルツハイマー型認知症の症状である精神症状や異常な問題行動、抑うつ、自発性低下、妄想、幻覚、徘徊、興奮などを指します。それには段階があり、認知機能の障害の程度と経過年数によって移っていきます。
認知症の方を介護するのは大変ですが、認知症の方と介護者の関係や、接する際のポイントを理解することで、今まで手こずっていたこともスムーズにこなせるかもしれません。
例えば、認知症の方の側にその要因(認知機能障害度や生活史の個人差、身体的健康度、居住環境など)
がそれぞれあるように、介護する側にもそれぞれ要因(BPSDの理解度、介護者の性格、負担感や肯定感など)があり、それらを満遍なく見渡して理解を深めれば、BPSDが起きた時に原因や対応策を見つけやすくなるのではないでしょうか?
【認知症の人に接するポイント】
●自尊心を大切にし、認知症の人が誇りを失わないような言葉かけを
●なるべく認知症の人の話や移行に合わせる
●できることまで手を貸さないようにする
●過去の記憶を大切にしてあげる会話や語りかけを
●一度に2つ以上の事は言わずに、短い言葉で具体的にゆっくり話す
●叱る、禁止する、説得する、は逆効果
さらに、ユマニチュードの四つの基本(?見る ?話しかける ?触れる ?立つ)を繰り返し、おだやかに前向きに、行動を制止せず、気持ちに沿って対応できれば理想的ですね。
認知症ケアは大変で根気が要ります。
ちょっとしたテクニックをマスターすることで、相手の気持ちを尊重しながら、気持ちよく行動してもらうことも可能です。
少しでも笑顔でいられる時間を増やして欲しいと思います。
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腰痛症は、ほとんどの人が一生に一度は経験するものと言われていて、介護職員の悩みの一つでもあります。日頃から予防できるよう原因と対策を学びました。
腰痛の原因の一つは、「無理な力」です。
それには毎日の生活での「姿勢」と「動作」が大きく関係しています。
体重70kgの人が、お辞儀をするだけで、腰には250kgの負担がかかるそうです!姿勢を意識するだけで、だいぶ腰への負担を減らすことが出来るんです。
日常生活で当てはめると・・・
掃除機をかける時は前かがみにならないよう、大きな範囲でかけずに細かく前後に動かす。
洗濯ものは少しずつ分けて運ぶ。物干し竿・ロープは低い位置に設置。
など、出来ること、ちょっとしたとを意識するだけで負担を減らすことが出来ます。
後半は、映像を見ながら全員で腰痛予防のストレッチです。
下腿三頭筋のストレッチ
大腿外側・臀部・腹部のストレッチ
体側のストレッチ
上半身のストレッチ
腰痛体操は、無理をして行うものではありません。
身体とゆっくり対話していくつもりで、
?気楽に ?気長に ?気持ちよく
続けていきましょう!
これまでのもようはこちら(1ヶ月目研修 3ヶ月目研修)でご覧いただけます。
前半はコミュニケーションについてのグループワークで、講師は職員総合教育研修室の長谷川万利子さんです。
今回やるのは“「カタルタ」カード”。
様々な接続詞などが書かれた「語るための」カードをめくり、書かれた言葉で自己紹介や他己紹介を展開していきます。大喜利みたいですね。
普段使わないワードでうまく話をまとめるのに苦戦していましたが、思わぬエピソードを引き出すきっかけになり、無難に収まりがちな自己紹介が盛り上がりました。
コミュニケーションで大事なのは、一方的ではない双方向のキャッチボールです。相手に投げて、自分が受け取る。相手の意見に同意できなくても、話の内容を受け入れ、相手がそう思っている、ということを受け入れることが大事です。
後半はそれぞれの職務・業務経験を踏まえた上での振り返り、目標と意思を再確認するためのグループワークです。
講師は職員総合教育研修室の柳田一男室長です。
入職から6か月が過ぎ、だいぶ仕事や環境に慣れてきたであろうこのタイミングで、モチベーショングラフを作ってもらいました。
自分の知識や技術を活かして頑張ろう→ご利用者様に対する支援のあり方に疑問を持つ→トイレ介助時、ご利用者様が職員の中から私を指名してくれる→他ユニットの手伝いをする際、何もやり方を教えてもらえずただ怒鳴られる→給料が上がった(試用期間が終わった)→何かユニットで始める際、リーダーから相談される様になった→行事やイベントのやり方に疑問を持つ
理想的なユニットケアを意識しながら頑張っている職員さんなだけに、現状に違和感を覚えることも出てきているようです。先輩からの信頼も育まれているようなので、どんどん前向きに意見交換して頑張ってほしいです。
色々覚えるので精一杯→段々覚えてきた。出来る事も増えた。他の職員の様に素早くこなせるようになりたい→異動してきた職員が先に夜勤業務を覚えるため、夜勤開始が一ヶ月延びた。早く夜勤がしたい→5人体制での勤務で疲労困憊。一人で日勤はやりたくない→6人体制に戻った。異動してきた職員がベテランなので技術を見て勉強したい
環境面での問題がダイレクトにモチベーションに響いていたようですが、改善されたので前向きに頑張って下さい!
それぞれの現場で日々悩みながらも確実に一歩一歩成長していますので、困った時は抱え込まずに周りの人を頼って相談して欲しいです。よいコミュニケーションで円滑な職場をつくりましょう!
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二つのテーマについてグループワークを行いました。一つ目は
「安全のために行う場合の身体拘束は虐待にあたらない」
このことについてどう思うか。
いろんな意見が出ました。
「命に関わらないのであれば、『安全のため』という言葉で許されるものではない」
「虐待と捉えられる可能性があるので、必要な場合は家族の同意を得た上で行う」
「認知症の方の場合、話しても分からず、倒れて怪我をすることもあり、拘束することはある。全て虐待と言われるとどうすればいいかわからない」など。
「緊急やむを得ない」(切迫性・非代替性・一時性の3要件を全て満たす)場合を除き身体拘束は禁止されています。身体拘束を行う場合は手続き(施設全体の意思決定であることを明確にする、ご本人やご家族様の理解を得る、記録する)が必要です。身体拘束をしないで済むためのご利用者様に対する個別ケアの見当も必要で、場合によっては組織的な改革が必要にもなります。
仮に家族の同意が得られたとしても、それがあればいつでも身体拘束が許されるわけではありません。また、命に関わる場合は身体拘束せざるを得ない、など状況に合わせて慎重な判断が必要です。奥が深いテーマです。
二つ目は
いくつかの事例について、仕方がないとして行うのはどう思うか?
いくつかご紹介すると、
○めやにがたまっている、爪が伸びている、ひげが伸びているなどのケアの質が保たれないのは仕方がない
「爪切りは入浴後にホール担当者にお願いするのが理想的だが、ホールと風呂を一人で見る時もあり、風呂場で切ることも」
「仕方がないでは片付けられない」
などの意見が出ました。効率を考えるのも大事ですが、ゆとりをもって質の良いケアが出来る体制も重要です。
「爪切りはウエストポーチで常備してます」
という職員も。エプロンのポケットに入れている方もいました。いいアイディアはどんどん情報交換するといいですね。
○職員を呼んでもすぐに来てくれないことが何度もある
これについてはみなさん良くあるようでした。
「実際よくある」
「優先順位をつけて対応している」
「動ける方は注意が必要」
など。
「着替え中に何度もナースコールを鳴らされ困ることがある」
という声もありましたが、例えば「今から着替えるからちょっと待って下さいね」と一声掛けることで、待つ側も安心できるかもしれません。
職員の申し送りやコミュニケーションも大事ですね。
現場でのちょっとした疑問を意見交換することで気付きのあったグループワークでした。
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はじめに両施設長からの顕彰状授与。
きらら弘前では最高齢の中田さん(104歳!)にも顕彰状を受け取って頂きました。弘前市では長寿No.2だそうです!
とりいの保育園の園児たちが獅子踊りを舞ってくれました!おかしこの2人は年長さん、獅子に扮するのは3〜4歳の園児たち。
たたずまいがかわいくてたまりません!「めごいの~」思わず声が。
歌や踊りも披露してくれました。
園児たちからご利用者様へ手作りのプレゼント。
みんな一所懸命作ってくれました。
今度はご利用者様からのお返し。お土産に大喜び。ご利用者様たちは園児たちから元気をもらいます。
続いては職員による手品の披露。
消える四次元ハンカチや、燃やしたお札がオレンジの中から出てきたり、挙句の果てには天から人が降ってきたり・・・
クオリティの高いネタの数々にご利用者様も職員もびっくり!それ以上に仮装にも力が入っております!
2日目は大浦保育園の園児たちが歌や踊りを披露してくれました。みなさんありがとうございました!
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